バリア機能ってなに?どのような働きをするの?
バリア機能とは、お肌の三大機能のうちの一つで、皮脂分泌力+汗腺力の2つのバランスによって作り出される機能のこと。 皮脂分泌力とは肌表面の脂分が足りないとき皮脂腺から皮脂を適度に分泌する力。 汗腺力とは汗を分泌して肌内部の老廃物を排出する力。 『美肌菌』とも呼ばれる表皮ブドウ球菌というお肌の常在菌は、皮脂と汗をエサに、グリセリンや脂肪酸を生成します。 これが天然の美容成分となり肌のバリア機能を保っているのです。 では、そんなバリア機能の役割とはいったい何なのでしょうか? ①肌表面の水分蒸発を防ぐ。 ②紫外線からの攻撃をやわらげる。 ③菌の繁殖を防ぎ常在菌のバランスを維持する。 以上の3つが大まかなバリア機能の役割です。
バリア機能が損なわれるといったいどうなる?

お肌にとって大きな働きをしているバリア機能が損なわれると一体どうなるのでしょうか? バリア機能が損なわれると、角質細胞の乾燥や肌のくすみに繋がってしまいます😥 ですから、乾燥肌の方は、バリア機能が弱まり、角質細胞の乾燥、水分蒸発を防げずお肌が乾燥してしまうことが多いのです。 また、アトピー肌の方もバリア機能が弱まっていることが多いです。 バリア機能が損なわれる原因としては、 ①クレンジングなど強い界面活性剤の入ったものでメイクを落としたり、ゴシゴシ擦って洗顔をすることで皮脂や、角質内のセラミドが奪われる ②普段から乳液やクリームを使いすぎていると肌本来の皮脂分泌力が衰える 以上の2つが主な原因です。
【完全保存版】バリア機能を高める方法4選!
バリア機能の役割や損なわれる原因を踏まえていただいたうえで、バリア機能を改善する方法を4つお伝えします😊 改善方法全てに共通していることは、皮脂と汗のバランスを整えること!4つの方法を実践して、健康美肌を手に入れましょう!

①オメガ3オイルと亜鉛を摂る。
オメガ3は若々しく潤いのある肌を維持し、亜鉛には皮膚や粘膜、髪の毛を健康に保つ働きがあります。 これらの成分は体内で作れないので食事で補ってあげるとバリア機能の形成に役立ちます。 【オメガ3】…アマニオイル、インカインチオイル、エゴマオイルなど 【亜鉛】…牛肉、ラム肉、カキなど 特にアマニオイルは、毎日スプーン1杯分だけで必要な量のオメガ3脂肪酸を摂ることができるので、ぜひ試してみてください。

②クレンジングは極力使用せず、泡で優しく洗顔をする。
メイクには洗顔で落ちるファンデなどを使用し、洗顔のみで完結するようにしましょう。 洗顔方法については、 1.石鹸でふわふわ泡を作る 2.泡を皮脂の多いTゾーン、その後Uゾーンにおく。 3.泡で汚れを吸着するように顔全体を押す。 4.顔をふくときはタオルでぽんぽんと水分を吸収するようにする。(擦らない!) 以上の方法を実践していただければ、皮脂の落とし過ぎや、擦ることによる角質が壊れることを防ぐことができます😌

③界面活性剤や余分な油分が入っていないスキンケアを選ぶ。
普段から乳液やクリームを使いすぎていると、肌本来の皮脂分泌力が衰えてバリア機能が低下してしまいます。 肌は乾燥した場合、皮脂を出そうとする働きがあるため、乳液やクリームはその働きを奪ってしまうのです。 もし乳液やクリームの使用をやめて、どうしても乾燥してしまう場合は、表皮ブドウ球菌のエサになる植物性オイルで乾燥する部分を保湿することをオススメします😌

④汗腺を働かせる
冒頭でお伝えした通り、バリア機能には汗をかくことも重要な要素。 サウナや岩盤浴で汗をかいたり、軽いストレッチ、ウォーキングなどの有酸素運動をすると効果的です。
まとめ
以上、バリア機能についてのお話でした。 健康美肌を手に入れるために重要な機能であることが理解いただけたでしょうか? 改善方法に共通していることは、皮脂と汗のバランスを整えることでしたね。 特に夏場は、紫外線を和らげる効果があるのでバリア機能が損なわれているなと感じている方は是非上記の4つの改善方法を試してみてくださいね✨